授業の方法と修了要件

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【1】授業の方法――双方向・多方向の授業

 授業は、講義・演習・実習の3つの方式で行われますが、そのいずれにあっても、双方向型・多方向型の授業がめざされています。

 ソクラテス・メソッド方式(教員が一方的に講義を行なうのではなく、適宜、学生への質問とそれに対する応答がなされる教育方法)、ケース・メソッド方式(事例を中心に授業が展開される方法)、プロブレム・メソッド方式(具体的法律問題を取り上げ、学生が適切な解決法を獲得するように教師が学生の思考を導く方法)などの新しい教授方法が積極的に取り入れられています。
 

【2】成績評価のしかた

 名古屋大学法科大学院では、プロセスと成果で成績を評価する方法が採用されています。ITを活用した新しいツールなどを用いながら、小テスト・択一試験・レポート・発言点などのプロセスを見る評価方法と成果をみる定期試験などの組み合わせ等によって、成績を評価していきます。

【3】修了要件等

●修了要件
<3年コース:98単位>

法律基本科目

必修62単位

実務基礎科目(法律実務基礎科目)

必修8単位 選択修科目4単位

基礎法学・隣接科目

選択必修4単位

展開・先端科目

選択必修16単位

(労働法Ⅰ・Ⅱ、環境法Ⅰ・Ⅱ、租税法Ⅰ・Ⅱ、知的財産法Ⅰ・Ⅱ、経済法Ⅰ・Ⅱ、倒産法Ⅰ・Ⅱ、国際法Ⅰ・Ⅱ及び国際私法Ⅰ・Ⅱのうちから4単位)

法律基本科目(選択)※又は展開・先端科目 

選択必修4単位(ただし、2年コースの者及び3年コース2・3年次の者は、実定法基礎Ⅰ及び実定法基礎Ⅱを履修することはできない)

※2020年度以前入学者は、法律基本科目(選択)に含めることができる科目は実定法基礎Ⅰ又は実定法基礎Ⅱに限る

 
<2年コース:66単位>
 法律基本科目のうち、1年配当の必修32単位が免除されます。ほかは3年コースと同じです。
●各学期の履修必要単位数と履修登録制限(キャップ制)
法科大学院では1週間に1回(90分)の授業を受ける場合には、この2 倍の予習・復習が求められます。したがって、1日、最低6時間以上の学習時間を確保してもらうために、年間の履修単位数に、以下の制限を設けています。

3年コース1年次

38単位まで

必修科目のほか6単位まで科目を選択して履修可能

3年コース2年次、2年コース1年次

36単位

必修科目のほか4単位まで科目を選択して履修可能

3年コース3年次、2年コース2年次

44単位まで科目を選択して履修可能


●進級要件
 各年次の終了時において法律基本科目(必修)におけるGPAの数値が1.5に満たない学生については、進級を認めず、留年扱いとし、当該年次においてCの成績を得た法律基本科目の修得を無効とします。

上記のGPAとは、当該年次終了時までに修得した法律基本科目(必修)の総評点(特Aの成績を得た科目の総単位数×4の値、Aの成績を得た科目の総単位数×3の値、Bの成績を得た科目の総単位数×2の値及びCの成績を得た科目の総単位数×1の値の総和をいう。)を当該年次までに配当されている法律基本科目(必修)の総単位数で除して得た数値をいう。
 


●【進級率】(年度途中退学者、休学者は除く)