2023年度


名古屋大学


※名古屋大学で開講する授業については、TACTで様々な連絡を行います。

商法I(企業取引法)〔前期〕 

この授業は(分野としての)商法のうち企業取引法・支払決済法を扱います。授業は次の3つから構成されています。(1)商法・会社法総則と商行為法総則について判例をベースに機能的な理解を目指す。(2)江頭憲治郎『商取引法〔第9版〕』(弘文堂、2022)を用いて(商法に限らず)取引法の中核部分を学ぶ。(3)小塚荘一郎・森田果『支払決済法〔第3版〕』(商事法務、2018)を用いて支払決済を規律する法ルール(これも商法に限らない)を学ぶ。(2)(3)は商法典以外の法ルールも積極的にとりあげます。

ゼミ〔通年〕 

2016年度までは条文を読めるようになることを主な目的とした問題演習を行っていましたが、2017年度からは会社法の重要な判例を読むことにしています。2022年度から、Reinier Kraakman et al. The Anatomy of Corporate Law (3d. ed. 2017)を読むことにしています。

法学(全学共通教育科目・工学部)〔前期、金曜3限〕


山下純司・深町晋也・高橋信行『学生生活の法学入門』(弘文堂、2019)を用いて授業を行います。

大学院・商法研究III・V〔後期〕

主に商法・会社法の分野で、何らかのテーマで受講者が調査研究を行います。

中京大学(非常勤)


※履修や教材などはMANABO上で連絡するので、そちらを参照のこと。

基本演習〔通年〕

会社法のコンセプトとごく基本的なルールを説明した上で、実際に問題に触れて、自分で条文をひいて会社法を身につけてもらう演習です。

入門演習〔通年〕

六法の使い方から、条文の読み方、判例の探し方と文章の書き方。

一般的な方針

  • いずれの授業でも、初回に詳しく進め方や予定を説明します。
  • 講義科目で試験を行う場合、必ずしも難しい試験を課すわけではありませんが、自主的に勉強することは求められます。
  • 演習科目はテーマや内容の選択、運営に関して参加者の自由を尊重する一方で、何も言わない者は存在しないのと同じ、準備は徹底するという方針です。なお、どういうわけか、私はゼミ中には「分かりません」という言葉が聞こえなくなります。
  • 教養科目は厳密さを大いに多少犠牲にしつつも、とっつきやすさを追求します。8〜9割の人は通りますが、舐めてると落ちます。
  • どの授業でも、授業中の発言・質疑などでは、間違ったことを言ってもマイナスの評価はしません。
  • 私の授業には、単位がほしいだけの人に向けて行っているものはありません。

諸注意

  • 講義科目では出席はとりません。試験だけか、平常点を考慮する場合でも発言や報告などで評価します。出席するだけで与えられる点はありません。
  • レジュメなどは可能な限りWeb上のみで配布します。アドレスやアクセス方法については初回(と第2回目)の授業で説明します。その場合は紙は配らないので、印刷するなりPCで参照するなり好きなようにして下さい。
  • 紙の資料を配付した場合、欠席した日のものを下さいといわれても、原則として応じません。この点も含めて、講義科目については、出席・欠席は自己責任でどうぞ。
  • 演習科目で、自分の報告の際に無断で、または、合理的な理由なく欠席した者には単位を与えません。周りにかけた迷惑を噛みしめてください。
  • 講義科目で私語、携帯電話の使用その他の態様で他人に迷惑をかける者(私の講義ではまずいませんが)には容赦しません。必要とあらば放り出します。
  • 授業中の教室への出入りには細心の注意を払うこと。実は目障りです。
  • レポートや報告、論文における剽窃行為は、事情にかかわらず、判明したら必ず不可にします。後から謝罪しても受け付けません。
  • 大学院の授業を履修しようと考えている場合は、シラバスにも記載しているとおり事前にメールで連絡してください。