名古屋大学学生法律相談所

活動内容

法相の活動は、相談活動と学習活動に大別することができます。

相談活動

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相談活動は、法相の活動のメインとなる部分です。毎週土曜日の13時〜15時に法学部棟正面のゼミ棟で行う通常相談に加えて、名大祭の土日にゼミ棟で行う特別相談と、毎年1回学外で行う出張相談があります。

相談にいらっしゃった一般の方から事案を聞き取り、これに対して法律的な観点からの解決策を考えることで、より深いレベルで法律を学ぶことを図ります。

また、相談において回答した内容は、相談終了後に行う検討会で再度所員全員で議論し、法律知識と法的判断力を深めます。

学習活動

相談を受けるためには、法律の基本を知っておく必要があります。これを学習するために、法相では1,2年生が法律を勉強する学習活動を行なっています。学習活動には、準ゼミと演習があります。

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準ゼミとは、1,2年生に、3,4年生がチューターとなって法律を教える勉強会のことです。準ゼミでは民法の全分野と、相談に必要な特別法を勉強します。準ゼミで使用するレジュメは、その準ゼミを受ける1,2年生自身に分担して作ってもらいます。こうすることで、受身の講義と違い、自ら主体的かつ積極的な姿勢で本格的な法律の学習を行うことができます。

演習では、準ゼミで学んだ内容の理解度を測り、また、これをより深く理解するために法律の問題を解きます。ここで出される問題は、3,4年生が作成したもので、民法の典型的な論点が主とした内容です。このため、演習は来るべき法律相談に備えるだけではなく、学部試験対策としても非常に役立ちます。

準ゼミ、演習共にその主体は1,2年生ですが、チューターとなる3,4年生にも相当の知識が要求されるため、全所員にとっての学習の場となります。

合宿

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法相では、夏・秋・春の年3回、合宿を行っています。この合宿では、主に一日中ゼミ形式で演習に取り組みます。仲間同士で議論しながら、かなりの量の問題を解くことになるので、民法の重要論点に関する理解が進み、また、法律の議論をするというのはどういうことかを知ることができます。

また、夏と春の合宿は、県外への旅行も兼ねており、勉強だけでなく観光も楽しむことができます。議論と観光を通して、所員同士の中を深めるよい機会でもあります。

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