2025年度
名古屋大学
※名古屋大学で開講する授業については、TACTで様々な連絡を行います。
商法I(企業取引法)〔前期〕
この授業は(分野としての)商法のうち企業取引法・支払決済法を扱います。授業は次の3つから構成されています。(1)商法・会社法総則と商行為法総則について判例をベースに機能的な理解を目指す。(2)江頭憲治郎『商取引法〔第9版〕』(弘文堂、2022)を用いて(商法に限らず)取引法の中核部分を学ぶ。(3)小塚荘一郎・森田果『支払決済法〔第3版〕』(商事法務、2018)を用いて支払決済を規律する法ルール(これも商法に限らない)を学ぶ。(2)(3)は商法典以外の法ルールも積極的にとりあげます。ゼミ〔通年〕
本年度は会社法を扱います。大学院・商法研究III・V〔後期〕
主に商法・会社法の分野で、何らかのテーマで受講者が調査研究を行います。中京大学(非常勤)
※履修や教材などはGoogle Classroom上で連絡するので、そちらを参照のこと。
基本演習〔通年〕
会社法のコンセプトとごく基本的なルールを説明した上で、実際に問題に触れて、自分で条文をひいて会社法を身につけてもらう演習です。入門演習〔通年〕
六法の使い方から、条文の読み方、判例の探し方と文章の書き方。一般的な方針
- いずれの授業でも、初回に詳しく進め方や予定を説明します。
- 講義科目で試験を行う場合、必ずしも難しい試験を課すわけではありませんが、自主的に勉強することは求められます。
- 演習科目はテーマや内容の選択、運営に関して参加者の自由を尊重する一方で、何も言わない者は存在しないのと同じ、準備は徹底するという方針です。
- 教養科目は厳密さを
大いに多少犠牲にしつつも、とっつきやすさを追求します。8〜9割の人は通りますが、舐めてると落ちます。 - どの授業でも、授業中の発言・質疑などでは、間違ったことを言ってもマイナスの評価はしません。
- 私の授業には、単位がほしいだけの人に向けて行っているものはありません。
諸注意
- 講義科目では出席はとりません。試験だけか、平常点を考慮する場合でも課題の提出、質問・発言や報告などで評価します。出席するだけで与えられる点はありません。
- レジュメなどは可能な限りWeb上のみで配布します。アドレスやアクセス方法については初回(と第2回目)の授業で説明します。その場合は紙は配らないので、印刷するなりPCで参照するなり好きなようにして下さい。
- 紙の資料を配付した場合、欠席した日のものを下さいといわれても、原則として応じません。この点も含めて、講義科目については、出席・欠席は自己責任でどうぞ。
- 演習科目で、自分の報告の際に無断で、または、合理的な理由なく欠席した者には単位を与えません。周りにかけた迷惑を噛みしめてください。
- 講義科目で私語、携帯電話の使用その他の態様で他人に迷惑をかける者(私の講義ではまずいませんが)には容赦しません。必要とあらば放り出します。
- 授業中の教室への出入りには細心の注意を払うこと。実は目障りです。
- レポートや報告、論文における剽窃行為は、事情にかかわらず、判明した場合には必ずその授業の成績評価を不可とします。後から謝罪などをしても受け付けません。
- 大学院の授業を履修しようと考えている場合は、シラバスにも記載しているとおり事前にメールで連絡してください。