2008年度(平成20年度)入学試験第2次選抜試験(小論文試験)


次の文章を読み、下の問に答えなさい。


【文章省略】

(齋藤純一「社会の持続可能性について」『思想』983号(2006年)より。縦書きの原稿を横書きに直し、漢数字を適宜算用数字に改めた。)

問1
下線部「強者ではなく弱者へと向きを転じたルサンチマンは、それを生み出す当の階層的な社会システムを自ら再生産する役割をはたす」とはどのような意味か。平易な言葉でわかりやすく300字以上400字以内で説明しなさい。

問2
筆者はなぜ現在の日本における「社会の持続可能性」に危機感をいだいているのか、平易な言葉で説明しなさい。その上で、社会を持続可能なものとするためにはどのような対処をしていくべきか、あなたの考えを述べなさい。あわせて800字以上1200字以内で解答すること。