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実践的教材の作成

PSIMコンソーシアムでは、参加各校の協力により、これまでに多数の法実務技能教育教材を作成して参りました。これら教材を用いた授業の映像記録などを蓄積するとともに、授業の進行を解説したティーチング・マニュアル等についても作成しています。

教材数

book.JPG民事模擬裁判関連・・・・・・・・・・34件
刑事模擬裁判関連・・・・・・・・・・28件
民事ロイヤリング関連・・・・・・・・54件
刑事ロイヤリング関連・・・・・・・・・1件
映像教材(DVD等)・・・・・・・・・11件
(2015年2月現在、数字はいずれも修正・改訂作業中のもの、ならびに作成中のものを含む)
このほか、上記教材を用いた授業の映像記録などを蓄積するとともに、授業の進行を解説したティーチング・マニュアル等についても作成しています。
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民事模擬裁判シナリオの構成例

◆シナリオ使用マニュアル
◆事情聴取書(当事者の事情)
◆訴訟記録
◇第1分類(表紙、調書類)
◇第2分類
  ・主張書面(訴状、答弁書、準備書面)
  ・書証/証人等目録
  ・証拠説明書
  ・甲/乙号証
  ・証人等調書
  ・証拠申出書
◇第3分類(訴訟委任状、送達報告書等)
◆参考判決
hanketsu1.JPGhanketsu2.JPG

刑事模擬裁判シナリオの構成例

◆シナリオ使用マニュアル
◆捜査書類
 送致書、緊急逮捕手続書、領置調書、
 実況見分調書、検証調書、見取図、
 鑑定書、捜査報告書、供述調書 等
◆公判記録
 ◇目録(押収物総目録、訴訟費用明細等)
 ◇第1分類
  起訴状、証明予定事実記載書、
  予定主張記載書面、求釈明書、
  公前整理手続調書、公判調書 等
 ◇第2分類

証拠等関係カード、被告人供述調書、
  証人尋問調書、宣誓書 等
 ◇第3分類(逮捕状、勾留状等)
 ◇第4分類(国選弁護人選任命令等)
 ◇第5分類(裁判員等選任手続記録等)

教材利用者の声

 昨年度、初めて、PSIMの教材を使用したが、使用したのは、教材番号24番の請負代金請求事件である。
 この教材を選択したことの理由は、主として2点である。第1は、証人役の調達の都合及び集中証拠調べの時間の余裕との都合から、本人及び証人の合計数が3人と適当なことである。なお、本学では、本人役、証人役は、その年の司法試験合格者の方にお願いしている。第2点としては、陳述書とは別に、実際の本人尋問調書及び証人尋問調書があり、本人役、証人役にはそれらを見せ、聞かれば答えてもよいが、積極的には内容を告げてはならないこととして、原告代理人役、被告代理人役から事情聴取させるという、実際の証人テストに近い形をとることができることである。
 本学では、模擬裁判においては、原告代理人役、被告代理人役にそれぞれに渡す資料は、厳密に区別しており、実際の裁判に近い形で模擬裁判を行っているので、第2の点は、本学の進め方に大いに役に立った。
 他方、論点は、契約の成立の有無という一発論点であるので、やや面白味というかダイナミックさに欠ける。また、当事者や証人が当然知っていると思われるような細かな事情を、もっと入れておいてくれれば、より迫真性を持った模擬裁判になったであろうと思うが、これらは贅沢な望みであろうか。

大阪市立大学大学院法学研究科法曹養成専攻 教授・弁護士 原田 裕彦
(PSIM News 第14号より抜粋)

過去の授業では日弁連からの提供教材と担当教官(主として裁判所からの派遣教官)が作成した教材を主に利用していたが2011年の授業においてはPSIMから提供頂いた教材で模擬裁判の授業を開講している。
 この事案を選んだのは不法行為事案の場合は事実認定が主たる争点となり争点が簡明であることに理由がある。2011年は民事模擬裁判が2年後期に移行して初めての年ということもありどの程度の事案を扱えるか不安もあったことから授業効果も考えて上記事案を採用したという背景もある。
 授業では滞りなく4回の公判期日で争点整理しており学生には取り扱い易い教材であった様に思われる。教える側としてはもう少し学生を悩ます争点を入れておけば良かったという思いもあるが、実体法と手続法の体感という本授業の目標に照らして考えれば、本事案の様に学生が若干の余裕をもって取り扱える程度の事案で良かったというのが現在の心境である。数多くの事案を取り扱うことにより最適な教材のレベルを指導教官としても体感しておく必要があると感じているところであり、今回PSIMの教材を利用させて頂いたことは大変貴重な経験となっている。

琉球大学法科大学院 准教授・弁護士 藤田 雄士
(PSIM News 第13号より抜粋)