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教員紹介


加藤 哲理 
かとう てつり

役職

准教授

専門分野・担当

西洋政治思想史

研究テーマ

 解釈学的政治理論
ポスト世俗化時代における政治と宗教
西洋政治思想史における神秘主義の系譜

所属学会

 政治思想学会、社会思想史学会、日本政治学会

略歴

2005年 早稲田大学政治経済学部政治学科卒業
2010年 京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了
京都大学大学院法学研究科助教・講師をへて2013年度より現職
 

主要著作

 『ハンス=ゲオルグ・ガーダマーの政治哲学: 解釈学的政治理論の地平』、創文社、2012年
 

教員からのメッセージ 

 是什麼物恁麼来(こうして今ここに現れたものは一体何ものなのか!?)
 説似一物即不中(何か一言でも語れば、たちまちに的を外れてしまう…)

 思想史という学問の醍醐味は、この古人の問答によって尽くされています。常ならず移ろいゆく時間の流れの中で、「どこから」と「どこへ」の間を揺らめく不可思議な世界を「ともに」歩み続ける私たちの存在の神秘。この本来は語りえないはずの「何ものか」に、論理と概念の力を借りて何とか姿とかたちを与えようとする絶望的に矛盾を孕んだ試み。このような探求へと不断に私たちを誘っていく問いかけの妙味に、ふと日常の隙間で心を奪われてしまった方は、ぜひ西洋政治思想史の門を叩いてみてください。そこではいつでも、過去を生きた偉大な先賢たちとの創造的な出会いと対話が、皆さんの終わりのない究明の道を照らす光となってくれることでしょう。私もまた永遠に道の途上にあるだけの果無い存在に過ぎませんが、己一人の生を超えて尽きせぬ源泉へと幾度となく遡っていくこの道が、厳しい労苦を要するものでありながら、また真実の悦びをともなうものであることを、日々の雑談や講義やゼミを通じて、皆さまに少しでもお伝えできれば幸いに思います。