3-名大マーク5-S.png 国立大学法人 名古屋大学 法科大学院

名古屋大学法科大学院 教員と修了生から

名古屋大学法科大学院第10期修了生
木下 舞子(69期司法修習生)

s-木下舞子.jpg

ふりかえって法科大学院で学ぶ意味を考える

 法科大学院への進学を考えている皆さんにとって,今,名古屋大学法科大学院で学ぶ意味は,どこにあると思いますか。
 ふりかってみると,名古屋大学法科大学院では,司法試験の受験に必要な,かつ,合格後の実務を見据えた講義や演習が充実していたと思います。
 講義収録システムで何度でも聞き返したくなる講義や,込み入った学説が整理され最先端の議論まで網羅したレジュメが用意された講義がありました。先生方との質疑応答や双方向の議論を通じて,学説や判例に対する理解を深めることができました。私は法学部出身でしたが,学部在籍時や独学での知識よりもはるかに深化した理解,問題処理能力が鍛えられる機会ばかりでした。
 そして,名古屋大学法科大学院では,先生方が私たちの学習に関する質問や相談に快く応じてくださいます。履修する講義の登録や選択科目の決定の際には,学生それぞれの学習方法も踏まえて,とても親身に相談に乗ってくださいました。日々の学習に悩んだり,行き詰まったりした際に先生方を訪ねると,助言と励ましをいただきました。また,実務家の先生方からたくさんお話しを聞くことができることも,法科大学院ならではの魅力です。自分が目標とする方々が身近にいらっしゃることで,学習のモチベーションとなるだけでなく,自分が実務家となった後の理想の姿を具体的に描くことができました。
 施設・設備の面でも,名古屋大学法科大学院では,多数の書籍に囲まれた自習室で,いつでも学習に集中することができます。自習室は1人1席が割り当てられ,365日24時間利用することができます。また,自習室の壁一面に,基本書や演習書,最高裁判所判例解説などが,伝統のあるものから最新のものまで揃っています。自席から立ちあがるだけで必要な書籍に手を伸ばすことができるので,疑問に感じたことをすぐに調べて理解を深める学習姿勢を続けることができました。
 そしてなにより,名古屋大学法科大学院には,自分と同じ目標に向かって努力する,たくさんの優秀な仲間がいます。
 高校時代や大学学部時代の友人達が就職し社会人として仕事をしている中で,終わりの見えないかのような学習を続けることは,実は思いのほか苦しいことでした。講義の予習復習や課題に追われて,食事や睡眠を十分にとる余裕のない日々もあります。それでも,自分よりもずっと努力している仲間を見ると,まだ頑張れると自分を奮い立たせることができました。励ましあって,時には他愛もないおしゃべりをして,苦しいときを同期の皆と一緒に過ごしたことは,どれだけ自分の支えとなったかわかりません。この法科大学院で,たくさんの尊敬する同期や先輩後輩の方々と知り合えたことは,これから法曹として働いていくうえで,一生の財産になると心から思います。
 ここで学ぶことの意味は,全て皆さんが夢を掴み取ることにつながるものです。充実した法科大学院生活を過ごし,皆さんのそれぞれの「名古屋大学法科大学院で学ぶ意味」をぜひ見つけてください。