3-名大マーク5-S.png 国立大学法人 名古屋大学 法科大学院

名古屋大学法科大学院 教員と修了生から

蕪城 雄一郎(裁判官)

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「恵まれた環境で学ぶ」

 名古屋大学法科大学院では,とても恵まれた環境で学ぶことができました。
 毎日の講義や演習では,表層的な知識にとどまらず,判例や学説についてしっかりと理解するまで学ぶことができ,司法試験で問われ,実務でも遭遇するような発展的な法的問題について考えるための基礎的な力を付けることができました。私は,既修者ではありながらも,法学部での勉強は表層的なものにとどまっており,成績も良い方ではありませんでした。法科大学院の講義や演習では,「法を理解した上で考える」ことへの戸惑いがあり,入学当初は,授業についていくことが精一杯でとても苦労しました。しかし,思い起こすと,法科大学院の講義や演習で求められるレベルを理解したおかげで,しっかりと法律を学ぶことが可能となりました。先生方には,質問のために研究室を訪れた際には,質問に答えていただくだけでなく,そこから更に発展した部分についても考えるように教えていただくなど,学生の人数が比較的少ないこともあって,とても熱心かつ丁寧に教えていただき,大変勉強になりました。
 また,同級生や先輩方とのつながりも強く感じています。同級生との間では,自主的にゼミ(勉強会)を組んだり,課題について詰めた議論したりするなどして,切磋琢磨することができましたし,休みの日も自習室で勉強する日々の中,励まし合いながらなんとか頑張ることができました。先輩方によって同窓会が組織されており,法科大学院生のときだけでなく修了生となってからも,進路についての考え方、日々の勉強の仕方,修習への取り組み方,就職活動のことなど多岐にわたるアドバイスを受ける機会があり,とても参考になりました。
 さらに,ソフトの面だけでなくハードの面でも恵まれた環境でした。自習室は,24時間利用可能で,一人に一席割り当てられており,自分のペースで勉強することができましたし,自習室以外にも自主的にゼミをするための部屋なども確保しやすく,勉強するための物理的環境も整っていました。
 このような恵まれた環境で過ごせたことで,私にとっての名古屋大学法科大学院は,苦しかったものの,素晴らしい先生方や諸先輩方,同級生と出会え,しっかり法律を学ぶことができた,法曹としての原点というべき場所になりました。皆さんが,充実した法科大学院生活を過ごし,夢を叶えられることを祈っています。