2006年度(平成18年度)入学試験第2次選抜試験(小論文試験)


  次の〔A〕、〔B〕の文章を読んで、あとの問に答えなさい。

【文章省略】

○〔A〕の文章は、島薗進「『人間の廃止』に抗して」思想977号〔2005年・岩波書店〕より、また〔B〕の文章は、田中智彦「『命のリレー』」の果てに−日本へのバイオエシックス導入『前史』から−」思想977号〔2005年・岩波書店〕より、それぞれ抜粋した。

〔A〕2頁後ろから4行目「バイオテクノロジーの・・・・・・」〜5頁。

〔B〕137頁上段2行目「1999年2月28日・・・・・・」〜139頁上段6行目


(出典)
〔A〕の文章は、島薗進「『人間の廃止』に抗して」思想977号〔2005年・岩波書店〕より、また〔B〕の文章は、田中智彦「『命のリレー』」の果てに−日本へのバイオエシックス導入『前史』から−」思想977号〔2005年・岩波書店〕より、それぞれ抜粋した。問題文とするにあたり、縦書きを横書きに改め、原文にある見出しと注を省略した。


問1 
〔A〕の文章の筆者は、〔B〕の文章に紹介された「生命重視型社会」の構想について、どのように考えると思われるか。平易なことばでわかりやすく300字以上400字以内で述べなさい。

問2 
〔A〕の文章の筆者が問題としている「人間の廃止」について、どのように考えるか。「自己決定の理念」との関係に留意しつつ、また〔A〕の文章の筆者の考え方を明らかにしたうえで、自分の考え方を800字以上1200字以内で述べなさい。